Is "OSSAN" really alive?


現代のオッサン


「OSSAN IS ALIVE」では、80〜90年代を中心としたJ-POPやロック、アニソンやゲーム音楽を演奏します。


ちょうどこの時代というのは、いわゆるアラサー〜アラフォー世代のまさに青春時代でした。
今よりずっと入手できる情報が少なくて、主な情報源といえばテレビだった時代。
タイアップによって、たくさんのヒット曲が生まれ、「誰もが知っているあの曲」があふれていました。

「OSSAN IS ALIVE」出演者の多くはその世代に当てはまります。

「インターネットの普及」というのは、もうその言葉自体が古いというぐらい浸透しています。
そこで入手できる情報も、いまや莫大なもの。
また、インターネットを通じたサービスもびっくりしてしまうぐらいに進歩しています。

それは「音楽」についてももちろんです。
様々な音楽をダウンロードして入手したり、無料でお試しすることも簡単にできるようになりました。
また、素人でもとてつもないクオリティのものを創り出して、それをインターネットで発表する、なんてことも容易です。

それぞれが自分の好みに合うものを探して、試して、入手して、追求していくことが容易なのが現代。
それ自体がいい悪いということはもちろんありません。ただただ「便利になりましたね」と言う感じで。
もちろん、おっさんもそういう物を利用して音楽を聴いたり、あと、時には演奏を発表したりもしています。大人げなく。

で、僕らおっさん達の青春時代を振り返りますと、そういうとこ、割と不便でした。ぶっちゃけますと。
そんなことぶっちゃけられても困るかと思いますが。
ぶっちゃけた方も困りました。


オッサン世代と音楽


初期型のオッサン(少年時代のオッサン達のこと)テレビの主題歌を繰り返し聴いて楽しむために、テレコをテレビの前に置いて録音、とかしていました。夕飯どきとかは非常に危険でした。

それからちょっと時代が進むとCDからカセットテープに録音することもできるようになりました。
それで「俺ベストアルバム」とか作ったものです。レタリングシートで自分の名前を入れたりして。

カセットに録音するのにテープを買う時は、60分テープか54分テープかで真剣に悩んだりしました。
途中できれてしまったり、逆に無駄な空白があいてしまったりしますから。
テープにも色々な種類がありましてね。「今回は奮発してメタルテープにしちゃうぞ!」とか。

で、「ポータブルカセットテーププレイヤー」で聴くわけですね。
「俺のはリバース再生機能つきだぜ!」
そんなことが自慢になっていた時代の話です。

ですから、MDが登場したときは本当にびっくりしました。
録音できる、頭出しができる、音質が良い、伸びたりとかしない、タイトルも入れられる、などなど。
およそ「できたらいいな」と思い描いていたことのすべてができるようになりました。
だからこれ以上進歩することも無かろうとか思っていたんですけども。

しかし、インターネットが登場して、その想像の上を行く更なる進歩がありました。
今やそのMDですら、ユーザーもずいぶん少なくなったようです。

そんな感じで音楽を聴いて楽しんでいたのが、僕らオッサンたちです。

それがいざバンド組もう、なんて思ったらまずは学校で身近な仲間を誘うところからスタートです。
ですから、楽器を始めたきっかけが「友達に誘われて、パートが余ってたから」なんてことも結構多かったりします。
あとはスタジオにメンバー募集の紙を張るとか(この手法は今でもよくあるようですね)。
それとひたすらバンド系の雑誌を読んで、近場でバンド仲間を探すとかしました。

「当方ボーカル、他全パート募集」なんていう募集も、よく見かけました。



「オッサン」の精神とか


さて、僕らが居酒屋で話すのは、まあ仕事の愚痴とか色恋沙汰とか、誰かの噂話とかもそうなんですけども。
ただ実は、こんな昔話に花を咲かせている時間が、とても楽しかったりします。

音楽に関わることだけではありません。

「コスモスのデカイ販売機」とか。
「無駄に多機能で、ボタンを押すとシャコッて出てくる筆箱」とか。
「巨大迷路で道がわからなくなり、下の隙間を潜り抜けてショートカットした」とか。

そういう話題にこそ、むしろ胸をアツくしたりもしています。

ここでいう「おっさん」は、そういった、ちょっと古めのキーワードに反応してしまう心を持ったアナタや私のことを言います。性別・実年齢は関係ありません(すみません)。



「OSSAN IS ALIVE」の主旨


憧れだったアーティストの曲や、カセットで擦り切れるほど聴いたアニソン(ただしボーカルは別人)。
学校から帰って毎日夢中になったゲームの音楽。
大人になった今、そんなちょっと古い「あの頃」の音楽をもう一度楽しもう、というのがこのライブの趣旨です。

ネットが普及したことで、音楽が身近に、そして趣味のあう人や奏者さんとの距離もずいぶん縮まりました。
そんな中でであった大のおっさんたちが一堂に会して、今だからできる演奏をするのがこのライブです。

「オトナ買い」という言葉があります。
このライブの基本的な精神というのは、いってみればそのようなものです。
オトナになった今だからこそ、昔やっていたことに全力で取り組んでみよう、ということです。

おっさん達は生きています。
また、おっさん達の前を通り過ぎていったあれやこれも、おっさん達の中に生きています。

さすがに「最近の若いもんは・・・」などとはいいません。
けど、新しいものがドンドン生まれていく現代だからこそ、ちょっと「あの頃」を思い出してみるライブがあってもいいんじゃないかなと、おっさん達は思います。


とにかく最高にイカしたライブにするべく、素人の大人げないおっさん達が本気でがんばります。
たくさんのナウなヤングにご来場いただけることを楽しみにしております。


2009年8月7日

おっさんホイホイの保存に関する青中年期アマチュア奏者および歌い手による連絡協議会(オ保連協)

チケットは「イープラス」にて6/27より発売! (パソコン/スマートフォン/携帯共通)
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 (詳しくはチケットのページをご覧下さい。

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